アルバイト感覚の産業医は採用困難!?プロ意識で面談に望め!!

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こんにちは。独立系産業医のDr.巴です。

今回は産業医マインドを持っていく上で欠かせない「プロ意識」に関して解説を行っていきます。

いわゆる「アルバイト感覚」で産業医案件に申し込んでも昨今は非常に競争率が上がり合格が難しい状況になっています。

今回は産業医のマインドセットとして「アルバイト感覚はマズイ」という内容で解説を行っていきます。

非常勤と言えどもアルバイト感覚ではなく産業医としてのプロ意識を持って活動をしていく理由を解説していきます。

目次

産業医選考は厳しくなるばかり

産業医の求人倍率は右肩あがりです。

特に都心部では出てきた求人に多数の医師が申し込みを行い、倍率30倍といったケースも少なくありません。

このような熾烈な争いですので特に未経験の先生に置かれましてはいわゆる一社目の壁として合格はかなりの難関になっています。

会社側としても名義貸しの産業医から巡視訪問などの実働が伴う医師を探していることが多く、より活動度が高い先生を求めています。

そのような状況の中でどうしても未経験の先生はハードルが高くなっていくのが現実です。

Dr.巴

産業医未経験の先生にとっては厳しい選考状況です。産業医としてのマインドセットを作っていくことが大切です。

アルバイト希望産業医が急増中

産業医に魅力を感じる医師が増加中です。

産業医を行うメリットとしては下記のような理由があります。

  • 働く世代を対象に予防医学的なアプローチが取れる
  • 実社会との接点を得られる
  • 身体的負荷が少ない
  • 報酬が比較的高い

臨床業務のみを行っている先生からすると魅力的な内容に感じる方もいらっしゃるはずです。

外来のアルバイトを産業医に変更してみるのもよいと考える先生もいるでしょう。

一方で、知り合いのコネクション医局からの紹介が無い状況で紹介会社の産業医案件に申し込む先生も多いです。

当然「1社目の壁」問題もあるため実際にアルバイト感覚で産業医案件に申し込みを行っても面接中に落とされてしまうケースが多いです。

企業にとっては産業医の選考はたった一人しか選べないため「アルバイト感覚」で応募をしてきた初心者はお断りされてしまう現状があるのです。

Dr.巴

魅力的なアルバイトとして産業医に興味を持つ先生が増えてきています。一方でマインドセットによって1社目の壁に阻まれてしまうことも多いです。

そもそもアルバイト感覚とは?

アルバイト感覚とはそもそも何でしょうか?

産業医のメリットの中には身体的負担が少ないことや命にすぐには関わらない点があります。

そういったメリットだけを見ていくと産業医とは簡単なアルバイトの様な業務と考えてしまう先生も少なくないでしょう。

医師のアルバイトの中には「寝当直」「健康診断」「脱毛外来」といった専門性が比較的低く、ほぼ選考無しで得られ報酬の高い仕事も多いです。

産業医のアルバイトも気軽に訪問して気軽に業務を行えばいいのではないか?というイメージを持ってしまうことも仕方が無いでしょう。

確かに臨床業務をしていれば命の危険に接することは多いですし、今すぐ人が亡くならない産業保健現場は簡単だと感じることも理解できます。

一方で会社側としては名義貸しの先生からの交代や健康経営に取り組むなど明確な理由を持って産業医の変更を望んでいることが多いです。

アルバイト感覚産業医志望者と企業側のアンマッチが作られてしまう構造があるのです。

企業としてはプロフェッショナルな産業医を求めているため、選考の段階で気持ちが見透かされてしまうと簡単に落とされてしまいます。

Dr.巴

企業の選考担当者は医師だけでなく多くの従業員採用を行っているケースが多いです。一般就活レベルで完成度を高めた学生を多くチェックしているので人を見る目がある印象です。

アルバイト感覚で産業医はできる?

それではアルバイト感覚で産業医の仕事はできないのでしょうか?

実際は産業医自体は出来るケースは多いです。

特に産業医への期待度が高くない隔月1回30分の法定を満たすだけの産業医案件などは対応可能でしょう。

こういったケースでは実務を行う時間はほとんど無く、訪問の実態を作るために依頼がある案件です。

実際は名義貸しに近いケースですが、アルバイト感覚の先生でも十分対応可能でしょう。

一方で、1か月に1回~複数回訪問のケースに関しては企業からの期待度も高いです。

一定程度は産業医としてコミットする必要があると考えておいた方がいいでしょう。

プロ意識を持つとはどういうことか?

産業医を行う上でのプロフェッショナリズムとは何でしょうか?

もちろん副業で産業医を行う場合は、産業衛生学会の専門医の先生や大企業の専属産業医のような正真正銘のプロフェッショナルと同じレベルの知識・技術を持つことは難しいでしょう。

ここでいう副業レベルのプロ意識としては勉強と真摯な対応を行うレベルと考えてもよいでしょう。

企業側はあなたが職場の産業保健上・健康上の問題に真摯に回答していただけなければ路頭に迷ってしまいます。

その際に「専門ではありませんので」「特殊健康診断はちょっと」「ストレスチェックは対応できません」といった抜け落ち対応だと困ってしまいます。

あなたは職場で唯一の産業医になるわけですので、一定程度はオールラウンダーとしての活躍を求められます。

「自分はまだ経験が少ないので」ということを言われても企業としては困惑してしまいます。

日本医師会認定産業医にしろ労働衛生コンサルタントにしろ、企業側からすると一定程度の知識・技量が担保されている考えています。

100点の回答が行えなかったとしても合格レベルの対応はできるように研鑽を行っていくようにしましょう。

Dr.巴

企業は産業医としてしっかり活躍してくれる先生を求めています。完全な対応はできないにせよ自分の出せる最高のパフォーマンスを目指しましょう。

プロ意識で報酬アップが可能?

産業医としてのプロ意識を持つことで報酬のアップは可能でしょうか?

答えは「産業医としてのプロ意識を持つことで報酬のアップは可能」と言っておきましょう。

仲介会社経由の業務であれば、会社としての規定があるためなかなか報酬が上がることはないかもしれません。

一方で、企業の担当者は産業医の真摯な対応をしっかりと見ています。

担当者の知り合いや社長の友人企業が困っている際はあなたを積極的に紹介してくれるケースも少なくありません。

そういったケースの場合は産業医と企業の直接契約となるケースも多いため、報酬としては十分アップが可能です。

しっかりと企業に対して「契約をすると企業のニーズにこたえることができる産業医」を目指していくことが大切です。

Dr.巴

誠実に業務を行うことで他企業への紹介を頂けるケースもあります。普段からプロ意識を持って業務に当たることが大切です。

まとめ

今回は産業医の「アルバイト感覚」と「プロ意識」に関して解説を行ってきました。

企業の採用担当者は採用のプロであることが多いです。

産業医選考の倍率が高くなっていることもあり取り繕ったアルバイト意識ではなかなか採用されないケースが増えています。

産業医としてのプロ意識を少しでも持ち、学習・研鑽を積んでいくことが採用に繋がります。

実務を行う際にしっかりとプロ意識を持ち業務を行うことで報酬アップにもつながっていきます。

ぜひ産業医は非常勤だから「アルバイト感覚でOK」という意識は捨て、産業医にコミットしてみましょう。

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この記事を書いた人

医局での多忙な業務を行う中で自分の時間を確保する生活スタイルを確立するために産業医に転向。コネクション無し、業務経験無しの状況から産業医業務を開始。多数の事業所を経験した後、現在は産業医事務所を設立している。
資格:日本医師会認定産業医/医学博士/労働衛生コンサルタント(保健衛生)

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